特に部長、次長をはじめ先輩方、スタッフの皆様には
こんな私を厳しくも温かく鍛えていただきありがとうございます。
京都という土地は私にとって憧れの場所でした。
それは生活の場所としてもですし、働く場所としても
京都は、日本を代表する多くの企業を担当し、
仕事のできる先輩が集まる拠点として、
1年目の頃から強く印象に残っていました。
着任初日、同じように壇上に立ち身震いした日を今でも強く覚えています。
そんな「京都」を形容する言葉は多くありますが、
その中でも私は「伝統と革新」という言葉がイチバンしっくりきます。
京都には、伝統を守りつつも、革新を求める会社が多くございます。
私の担当させていただいたお会社はまさに、伝統と革新の狭間で
苦悩するお客様が多くありました。
そんなお客様を担当し、社長と様々にお話をさせていただきながら、
会社の将来にむけた取り組みを
手助けさせていただいたこの期間は私にとってかけがえのない経験ですし、
私の貢献は本当に微々たるものでしたが、大きな自信になりました。
次はマレーシアに出向となります。
希望を叶えていただき、こうしたチャンスをいただけることに大変感謝しております。
現地での業務は「イスラム金融」に関わる仕事だと言われております。
この分野は、イスラム教の倫理観、規範に基づく金融手法全般をさしますが
実はこの分野も「伝統と革新」の交錯する分野だと思っています。
というのも、イスラム世界の人々にとっては、自分たちが大切にしているイスラム教の
倫理観、規範といった「伝統」をふまえながら、いかに「革新」的な金融手法を取り込むことが出来るか
といった意味ですし、他方、私たちにとっては、「伝統」的なビジネスをベースにしながらも、
「成長分野」と言われるイスラムにいかに踏み込み、自身のビジネスモデルを「革新」することができるか、
という意味でもあります。
正直、現地での業務がどのようなものかはまったくの未知数ですが、
問題意識を持って業務に取り組み、この分野の限界や可能性を突き詰めてみたいと思っています。
「終わり良ければすべて良し」という言葉があります。
今思うのは、「一つの終わりは次の始まり」ということです。
皆様には、今後お仕事で関わる機会多々あるかと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
長くなりましたが最後に、職場の益々の発展と、皆々様のご多幸を祈念して
私の最後の言葉に代えさせていただきます。
本当にどうもありがとうございました。