2013年4月14日日曜日

Google hangouts



今週のESGは、初の東京大阪同時開催を記念して、チャレンジングな試みとしてGoogle hangouts(ビデオチャット)で東京<==>大阪をつないでみることとした。

具体的には、東京のメンバーにパソコンとポケットwifiを用意してもらい、大阪ではパソコンをカフェのwifiにつなぎ、開始時間を合わせてGoogle hangoutというサービスを使って、お互いの空間をつなぐ。これが実現すれば、議論は難しいかもしれないが、最初の挨拶ぐらいは共有できる。なにより、大阪でも東京でも同じことをしているメンバーがいるということで刺激になる。要するにTV会議だが、それを個人の集まりで最低限の設備で行おうというものである。

結果は、最初はお互いの顔が認識できたものの、準備不足も有り失敗。要因は、大阪の方のwifiがカフェで行ったこともあり不安定であったこと、東京のメンバーのパソコンにマイクがついておらず会話が成立しなかったことの2点と考えている。再チャレンジの機会を逸しているものの、また次回チャレンジしてみたい。

このビデオでの参加という形式には、あえてこだわってみたいと考えている。単純に、新しいから、面白いからというだけではなく、メンバーの今後をふまえてである。ESGのメンバーは、社会人3〜4年目で留学を目指している人間が多い。来年の夏以降は、少なくともコアメンバーの3人が海外留学に行くことが決まっている。そうした状況を踏まえると、東京で人数を集めて毎週開催できるのもあと1年くらいではないかと考えている。

せっかく、同じような志を共有した仲間であり、お互いに向き合い多くの話題を議論してきたメンバーであるのだから、たとえ留学中であっても、そこで感じたことや考えていることを、仲間と共有できるような機会があればいい。それも、メールやSNSの文章ではなく、直接的でかつ同じ時空を共有できるのであればそれにこしたことはない。個人を取り巻く環境が劇的に変わっていく中で、せっかく集まったメンバーが自然消滅となるのは悲しい。たとえ数年後に、また集まろうという話になったとしても、単に同窓会のような集まりに終息してしまうというのも、物足りないと思う。

ビデオチャットは、新しい空間を創造する最適なツールになると考えている。たしかに、時差も有るし、パソコンに向かって話すのはちょっと慣れないし恥ずかしいということもあるだろう。しかし、ビデオチャットは既に世界の多くの人が慣れ親しんでいるツールの一つである。私は京都に住んでいるが、京都のホテルのロビーではよく海外の人が自分のパソコンをネットにつなぎ、母国の家族や友人とビデオチャットしている姿を見かける。技術の向上により、画像も鮮明に映るようになってきた。慣れてしまえば意外に快適ではないだろうか。

新しい空間の理想は大学のラウンジスペースのような空間である。講義が終わって、ふと立ち寄るとそこには誰かしら知っている顔ぶれがいる。そこで気ままに会話をし、ときには真剣な議論にもなる。自分が身を置いている空間を越えて、サイバースペースを介して、そうした空間を創造できたらと思っている。



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