2014年3月31日月曜日

7-11 Metaphycians



Combating bad science
Metaphycians
Sloppy researchers beware. A new institute has you in its sight


Ms.Kokubo’s research on STRP cells is now controversial issue in Japan. 
Researchers have to have some kind of ethics, scientific ethics in their mind. 
The people who are not engaged in research also know threats that heart the credibility of science.  

What I want to discuss:
“Why most published research findings are false (or irreproducible)”?
How do you think to keep the quality of scientific research?

What the article argues:
John Ioannidis, an epidemiologist, and Steven Goodman found a new institution called METRICS. 
METRICS aims to solidify the young discipline by “meta-research”. 
Dr Ioannidis will organize conference, create a “journal watch” to monitor scientific 
publisher’s work and spread message to policy makers, government and other interested parties.

METRICS' Mission statement: 
Identifying and minimizing present threat to medical research quality 

Threat 1: Irreproducibility(再現不可能性)
No one has tried to find out whether re-run experiments have actually had any impact on credibility of research.

Threat 2: Wasted effort(無駄な努力)
Vast amount of money(over $200 billion on medical studies) was wasted on false studies never published or poorly reported.

Threat 3: Publication bias(掲載の偏見)

Not all studies that are conducted are pubilished.

2014年3月10日月曜日

7-8 Peer-to-peer lending: Banking without banks



【京都】3/10 7:00- 3
Peer-to-peer lending: Banking without banks


新しい金融の形であるP2P lendingが既存の金融を脅かす勢いで成長しているという記事。全体としてはP2P lendingに好意的な書きぶりであり、冒頭でその成長可能性に触れられたあと、今後の課題を紹介するという内容。課題としてあげられていたのは、以下。
【知名度】既存の金融機関と比べて依然として低い
【税制】税制優遇措置や損益通算、免税制度が未整備
【規制】信頼を揺るがすような出来事を阻止する規制が必要
【保険】預金保険制度のような保険制度の創設
【国際的枠組】いくつもの国家をまたがる多数の貸し手の扱い
【預金者の平等】個人投資家と大口顧客、機関投資家間での平等
【セカンダリーマーケット】借り手と貸し手の期間ニーズミスマッチの解消


議論はそもそもビジネスとして成り立つのかという疑問から始まりました。「浮き貸し」(=金融機関の者が自分または第三者の利益をはかるため,その地位職務を利用して不正に貸し付けなどを行うこと。)にならないか、モラルハザードの問題がまず指摘されました。次に、保険制度等各種規制の枠組みを創設するのは良いが、それで儲かるのか疑問という意見もありました。また、確かに目新しいものだが、既存の融資に取って代わるというよりは、投資信託のような投資商品の選択肢の一つとしての役割が大きいのではという意見もありました。ただ、従来預金者は自分の預金が銀行の貸出に回っていくことを知りながら、自分で貸出先を選べなかったのであり、自分の預金の使い道を自分自身で「選べる」という点では大きな可能性を秘めていると感じました。

2014年3月3日月曜日

7-7 Saudi America

3/3開催報告 7:00-7:40 京都2名
“The economics of shale oil-Saudi America" from Feb 15th 2014 print edition



http://www.economist.com/news/united-states/21596553-benefits-shale-oil-are-bigger-many-americans-realise-policy-has-yet-catch

■要旨
シェールオイル等の“tight oil”ビジネスが盛り上がっている。技術革新によるtight oilの急激な生産量の拡大は、経済成長に貢献し新規雇用を生むだけでなく、世界価格の安定化に寄与する可能性がある。

安定化に寄与する理由

(1) 米国の石油輸入依存度が減ることで、米ドルと米国経済が石油価格に左右されにくくなる。
(2) シェールオイルは、通常に比べて油田が小さく枯渇スピードが速いので生産を維持するための油井の数が多い。そのため、世界価格の変動に応じた生産のコントロールがしやすい。

米国は国内の石油価格70年代から原油輸出を禁止しているが、これは原油の生産者を害し、米国が影響力のある供給者となるのを難しくしているだけである。原油輸出の解禁は米国を含めたグローバルな石油マーケットをより安定的で多様なものにし、OPECやロシアへの依存度を低くする。こうした地政学上の利益は計り知れない。


議論では、もし米国人であるとしたらあなたは輸出解禁に賛成か、日本にとっては良いことなのか、についてから始まりました。私の意見は、石油価格が下がるならばどちらの立場であれ賛成というシンプルなものです。記事ではそうした経済合理性だけでなく、原油価格の変動リスクが世界を不安定にしているという問題意識に基づいて、世界価格の安定に寄与する米国の輸出解禁を主張している点は斬新に感じました。また、記事に足りない視点として、シェールオイルの環境への影響があがりました。油井の数が多い、採掘に化学薬品を用いる、等のシェール技術の特徴は触れられていますが、それがもたらす環境への影響は全く触れられていないことに違和感を感じました。最後に日本に関わる話題としてメタンハイドレード開発に触れ、議論を終えました。